10月17日 23時10分 ◆フジ子 ヘミングの軌跡◆ を見ました。


この番組を見て、今 隠しきれない自分の感情に驚きを感じています。 以前、NHKでフジ子さん自身が出演されて、インタビューに答えていらしたのをそのまま編集したという感じがしました。 そのときも、壮絶な彼女を感じましたが、いざ ああして 次から次へと彼女に訪れる不幸に涙はおさえられませんでした。

 お母様のスパルタ教育もあそこまでとは思いませんでした。強い言葉、意地悪ではないかと思うほどの厳しさ、でもそんなお母さんが、留学をするフジコさんを送るとき ふて台詞だけで終わるのかと思いきや、「胸をはって前を向いて生きていくんだよ」という強いけれども真の愛情と思う言葉を投げかけ それまでスパルタだったお母さんの本心がやっと、垣間見れて母としての彼女に胸をうたれました。

彼女(フジコさん)は、毎日音楽コンクールでも1位、学校も素晴らしく、全部揃っていらっしゃったわけです。 なのに、幼いときからの右耳の難聴、さらにバーンスタインに認められ演奏会まで開こうという時に、またもや左耳の聴覚を失われたんですね? 2年後に治ったとはいえ、掃除婦をしたりあらゆることをして飢えと戦いながらピアノを捨てられなかった。結局、彼女が日本へ戻ってくるまでの20年間はピアノ教師として海外でたった一人、生活をしてたということですね。 

ドラマの途中留学当時のドイツの風景やショパンのピアノ曲が入り混じって視覚から聴覚から彼女の若い頃の境遇を肌で感じることが出来、胸が熱くなることしばしばでした。・・・・

叔母様(画家)であるかたが言っておられましたね。 「ゴッホは、亡くなるまでに879枚の絵を描いたけれども彼が生きているときに売れた絵は1枚。でも、ゴッホは絵を書きつづけた。どうしてか? それは、彼にとって絵を描くことは彼の息使いなんだって。。。フジコちゃんがピアノを弾きたければ弾けばいい。それが貴女の息遣いなのよ」って〜〜〜

フジコさんがお母様が亡くなって初めて実家へお帰りになったときに、思ったそうです。こんなに、母は私のことを思っていてくれたんだ。って〜それは、部屋という部屋の壁に彼女のそれまでの写真、演奏会のときのポスターetc 娘でいっぱいにしていたそうです。 お母様も画家であるお姉さまには本音を語っていらっしゃったんですね? 「私だってフジコが日本で一緒にいてくれたらどんなに嬉しいか!でも、あの子にはピアノしかないだろ? それで生きていく力があの子にはある。」って・・・

今日、何故か映画「戦場のピアニスト」を見たときと同じ感情が私に走っています。 んと、きっとピアニストとしての才能、ショパン、ドイツ、飢え、重なる不運、これらの背景が私にそう感じさせたのかもしれない。。。

それと母の真の愛とは・・・それに気が付いたのはお母様が亡くなってからという・・・不運・・・このことが、私はショックだった。このことについては、いつか又皆さんのメールなどから、色々考えてみたいですね・・・

もっと、書きたいくらいですが、今宵はこれまでです。 知らせてくれた 友人ぶぶちゃん、ありがとうね。
おやすみなさい・・・*^_^*

10月18日 14時30分  母との愛について(フジコヘミングの軌跡をとおして)

昨晩の興奮も冷め遣らず・・・・かなり ・・・きました。
彼女のお母様は、なぜにあのような表現しか娘に出来なかったか?ご自分もピアニストとして挫折をなさった方。。。自分の叶えられなかった夢を娘フジコさんにかけてしまった。 

気持ちは分かるが〜そそ、それもしていいとは思うが〜〜お母様が亡くなるまでフジコさんが実家へ帰れなかったという心境にさせたのは、なんなんであろう!! よく、ひきかえす勇気も勇気だよなどということを言う人も増えてきている昨今。大きな気持ちになれなかったのであろうか?

 いや しかし、お母様は、最後の最後まで娘フジコを信じていたのかもしれない。 この子は、いつか〜〜〜いつか〜〜・・・・・・そう思うと、けなげな母親像も浮かぶのである。 たしかに、要所要所に母の厳しい中に愛を感じる言葉はあったには、あった。 フジコさんは、それを知っていたのであろうか? 後に、実家へ数十年ぶりに帰ったときに、母がフジコさんの写真を部屋中に飾っていたことで初めて母の自分に対する愛を知ったとおっしゃっている。。。フジコさんの体が そう 肌が 母の厳しさをぬくもりとして感じていたのかもと思った。 

 親子って、そういうものなのであろうか? 私は、母子関係というものに深く疑問を持つ昨今である。 深く考えれば考えるほど、どうにもならないものと〜〜 

子どもにとって親を選ぶことは出来ないのである。 親だって、理想の子どもにしたいと願って努力するのである。 この永遠のテーマについて私は、ときどき固まってしまうことがある。 またです。。。
 

10月19日 13時22分  フジコさんの精神力について〜

フジ子さんは、若かった母が留学し結婚したドイツで生まれた。彼女の母もピアニストであったのは既に記述しましたが・・・帰国したフジコさんは、何故か手違いで無国籍であったのだ。 結局、コンクールでも立派な成績、学歴もOK・・・なのに彼女に仕事が回ってこない。 いろいろ仕事を自分から見つけてしていたところ周りからの声で留学を決心。

無国籍である自分の身の上に深く傷つきながらも赤十字の難民扱いで留学した。 この辺の根性は母親ゆずりなのであろうか? 普通は母親に、どうして自分を無国籍のままにしたのとせめるのではなかろうか?その辺が彼女の母に対する壁があったに違いない。 それが尊敬であったかもしれないし、女性としてピアニストとしてライバルという意識もあったのではなかろうか? 

10月20日 12時45分  フジ子ヘミングさんの こんなところも好き

昨日までは彼女の辛いところを中心に考えていましたが、今日で このシリーズ一応区切りとしたいと思うので、彼女のもう一つの人間味あふれるところをお伝えしますね。
そ、そんなに知っているわけではありませんが、2〜3聞いたことや、自分も発見したことなどを綴ってみたいと思います。 

彼女はね、よく間違えるそうです。 私がお知り合いにいただいたカーネギーホールでの実録を聞いたときもわかりました。 んでも、大きな部屋でスピーカーで聞いてたらわからないかも・・・
そう、CDウォークマンで耳に直接イヤフォンをつけて聞いてください。 一つの音を2音弾いているところとかがあるんです。 で、そのあと〜彼女の演奏はどんどん、素敵になっていくんです。まるで、箍がはずれたように自由にのびやかに〜〜包み込むような素晴らしい世界へ導いてくれるのです。

友人に聞いた話: 友人が どうしてもコンサートへ行きたくて行ったそうです。 そのとき、オーケストラを背に弾いたそうです。 ところが、途中でとまってしまい。。。。しかも譜面のどこを弾いているか分からず、探して〜そのような光景があったにもかかわらず、最後のアンコールの曲がカンパネーラ・・・
その輝かんばかりの演奏は別格だったそうです。 人間なんて間違えないほうがおかしいですよね。
彼女自身もおおらかで、そういう風におっしゃっていますよね。

ところで〜私はね。凄く贅沢な寝方をしているんです。 
CDウォークマンを聞きながらベッドに入るんです。 フジ子さんのカンパネーラが子守唄。 鳴り響くピアノの鐘の音は鈴のようにカラコロ美しく耳に響きます。 心が洗われるように・・・・
ね? 贅沢でしょう?  では、またです。。。*^_^*
さておき、留学してからの彼女の不幸の連続・・・
バーンスタインに認められながら、砂糖をなめて飢えをしのぎ〜この飢えから脱出できると思いきや頼りの左耳の聴覚をやられるわけであるからして、その絶望はいかばかりか、想像を絶する。

2年後に、猫の声が聞こえたときに、明るい光がやっと見えた。 だからであろうか?彼女の今の日本のお宅には猫ちゃんがいるのは・・・*^_^*    

猫にも癒されたんでしょうね?  想い出のDiaryに少しありますが、魂の言葉・・・彼女の強い魂が聞こえてきます。   ではね。 またです。。。

TITLE:ちょっと一息ね。。。
2003年03月10日 月曜日 13:14:24


フジコ ヘミングさん「魂の言葉」より
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

明日はもっとよくしようって毎日思っている。
時々ガックリする出来事もあるけど。

毎日そうおもっていると、本当に明日や明後日がよくなるって感じるの。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

口のきけない動物や草木に、じっと心をかたむけるといい。
話せなくても、気持ちは通じるものよ。
どんな時でも励ましてくれている。

そして自然から、エネルギーを授かるの。
だから、私はいつも自然を感じながらいきたいわ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

一言一句、素晴らしいですね。同じように感じてもなかなか言い表せませんね。これだけのことを書くってのは、相当な試練を受け、乗り越えられてきたんでしょうね。感心し、参考にさせていただきたいですね。
では、またね♪

TITLE:こんにちわぁ〜 2003年03月11日 火曜日 13:52:52

フジコ ヘミングさんの言葉

死にものぐるいになったら、なんでもできる。
そのかわり一生懸命にならないと実現できないわよ。
情熱の一部なんかでは絶対にできない、ということを肝に銘じることだわ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ですって。。。情熱をもつこと、これは出来そう。
一生懸命もできそう。
でも、この言葉全体を分かろうとすると、出来なさそう。
フジコ ヘミングさんは苦労なさったというか、凄い体験をなさったのですね。それが、今 力強い言葉となって我々を励ましてくれているようにさえ感じます。  p(。・_・。)qガンバ何事にもp(。・_・。)qガンバ *^▽^*


TITLE:今日の心境。。。2003年03月14日 金曜日 22:36:24

学生時代の友人に今、困ったことに遭遇している人がいる。

その友人へ、この言葉を
そうです、フジコ ヘミングさんの名言から

どんなにつらい悲しみも、すべて時が忘れさせ、癒してくれる。
たくさん泣いて、嫌な時が過ぎていくのを、ただ待つしかない。。。

お休みなさい*^_^*