TITLE:かごめ第5弾ですぅ*^▽^*2003年02月25日 火曜日 13:38:18

その前に↓の誤字です。
神絡化→神格化の間違えです。<(_ _)>

「かごめかごめ」の記述で最も古いとされてる資料が安永8年(1779年)に発刊された黄表紙「かごめ かごめ 籠の中の鳥」

この書き出しは「むかしむかしより 言い伝えし かごめかごめの 物語は・・・・」とされている。

今から220年以上も前にでている本の中でも、すでに昔々より言い伝わる歌だったということが、ここで分かる。
ここに書かれている「かごめ」はなんと「籠女」の字で表されている。つまり籠から出られない遊女のことを歌っている歌だとされているのだ。
「囲う」にも妾として妾宅に置くという意味もあるし「江戸語辞典に」によれば、さらに「籠」は遊郭を意味するともある。また「籠の鳥」は籠に入れられて飼われている鳥のことをさす一方で、身の自由を束縛されているもの、特に遊女のことを言うとしているのだ。
♪籠の中の鳥は いついつ 出やる・・・
遊郭に身売りされた娘は、いつになったら出てこられるのだろう、と親兄弟が案じている歌だと解すのである。

♪夜明けのばん


黄表紙の本によると「夜のうとやりし」となっているそうだ。
「うちやりし」??? これは、そのままにしておくこと、投げ捨てておくことの意味になる。つまり、夜になっても、そのまま遊郭から出てこれない様ということになるわけだ。
「ばん」を「晩」とし「夜明けの晩」で明け方のまだ暗い時分をさしているという見方も一般的。
また、「ばん」を「番」として遊郭から逃げ出さないように寝ずに見張る番兵、門番とする説もあるそうだ!

お疲れ様。。。あと、2回ガンバッテ読んでくださいね。  
TITLE: かごめ。第6弾です。

 
うしろの正面だぁ〜〜れ?

「夜明けのばんに」晩に?番に?
♪鶴と亀がすべった・・・

「すぺった」「つぅぺった」となっている地域もある。 beじゃなくてpe
この「鶴と亀」を罪なき牢人になぞらえたという言い伝えもあるそうな。
これは、隠れキリシタンのことらしく、牢から放れた鶴亀、良き人たちという意味に解釈するのだ。
しかし、黄表紙には、この部分
♪つるつる つはいれ・・・・
となっている。なんと、ここには鶴のみで亀の存在はない。
果たして遊女が夜明け前、または番兵の目を抜け、逃げるとなれば亀と一緒では都合が悪い。ひとりで逃げるより見つかる確率も高い。
あははは、打つのも疲れたのでこりゃ、又あと2回くらいかかりそうです。
お楽しみに。
またね♪

TITLE:飽きもせず「かごめ」第7弾です 2003年02月27日 木曜日 16:25:53

またまた、外出してました〜

さてさて、はじめましょう。

突然ですが、鶴は普通「鶴の恩返し」などから見ても、その美しい姿、白い艶姿などから女性をあらわすことが多いが、亀はその形が男性器に似ているため男をあらわすことになる。あら!

客と逃げたということになるのか?
しかし、亀は足が遅いのが相場だから逃げるには足手まといなはず。これは、おそらくはじめは
♪つるつる つはいれ・・・・・、
または「つぅべった」だったものが、慶事の印し、鶴に亀の対語で時を経て、こう歌われるようになったのではないかと思われるそうです。
しかし、「すべる」のだから捕まってしまってしまうというわけだ。
それが、「すべる」にはまだこんな意味もあった。間をすり抜ける。脱出するのである。そうなれば、自由の身を得たと言う反対の解釈になってしまう。
そして最後の意味深長なフレーズ
♪後ろの正面だぁ〜れ・・・・。

では、明日で最後になりそうです。
お楽しみにね。 

TITLE:後ろの正面だぁ〜れ?最終回「かごめ」 2003年02月28日 金曜日 13:02:48

♪後ろの正面だぁ〜れ・・・

実は、この部分も黄表紙には歌われていなかったそうだ。黄表紙にはこの「かごめかごめ」のことを昔から伝わる「かごめ物語」と記している。最初のうちは、歌でなく「お話」それも脱出のお話として語り継がれていたのである。
それを子供たちが、遊びの中で歌を作り育てていったのだ。そうなれば、自然発生的に語呂合わせのように、最後に♪後ろの正面だぁ〜れ・・・・
と、つけたと考えられる。」「神様のいうとおり」などと同列なのだ。この部分が生まれることにより、この遊びは、もの当てや占いの要素を多分に含むようになっていった。
「後ろの正面」、それはまぎれもなく真後ろ、自分の目では確かめることのできない場所、つまり人間界と神の世界との通り道のことなのだそうだ。

言葉などでは表現できない暗く大きなもの、それは過去だったり未来だったり異次元だったりする。現世とはまるで違う世界を意味しているようだ。

見ようとしても見えない所こそ
♪後ろの正面・・・・なのであろう。

鏡でも使わない限り、後ろはみえない。鏡は魂を吸い取るものと昔は言っていた。その鏡を使っても、後ろの正面に隠されている人間界と神の世界の通り道は見えない。。。
貴方の後ろの正面は????

長らく、お付き合いいただきました「かごめかごめ」 手持ちの書から引用させていただきました。 私的には面白かったです。 次は、どうかなってね。 時々、こんなことをして遊んで見ましょうね。 ここまで読んでくださった方、ご苦労様でした。