TITLE:真っ赤なお鼻のトナカイさん(*^m^*)プッ 2002年12月14日 土曜日 16:22:39

 今日から、トナカイさんのお話。

 あ、でもね。なかなか話は進みが悪いので毎日通ってね。~(´m`)クスクス  セントニコラウスサンタは、大きなプレゼントの入った袋とムチをもち馬やロバにまたがって子供たちの家を回っていた。いつのまにか、トナカイに乗ってそりだよね。それはね。トナカイは、昔死後の世界へ運ぶ動物と考えていたから。。。

1823年に、アメリカの詩人クレメント。クラーク。ムーアが「A visitfrom Saint Nicholas」と いう詩を発表したの。そのなかに、赤い服のサンタが、描かれていた。サンタがのるトナカイは8頭いた。名前だってちゃんと、ある。ここまでね続きは明日。


TITLE:トナカイさんPART22002年12月15日 日曜日 12:41:07 はい、トナカイさんの名前。足が速く先頭にたつのはプリッツェン、群れで一番のおちゃめさんのキューピッド、走っているとついステップを踏んでしまうダンサー、それにヴィクセン、ドンダー、コメット、プランサー、ダッシャーの陽気なチーム。

この「A visit from St.Nicholas」の詩は大ヒット。同時にサンタはムチを捨て赤い帽子に服、ベルトに長靴、真っ白いひげをたくわえた現在のサンタクロースのスタイルになったそうな〜 で、真っ赤なお鼻のトナカイさんは、この中のどのトナカイさんだと思う?では、続きは、また。

TITLE:真っ赤なお鼻のトナカイさん 2002年12月16日 月曜日 14:38:23

それはね。答えは、この8頭のなかにいないのです。新たに生まれた9頭目のトナカイ、その赤い鼻のトナカイこそ「ルドルフ」だったのです!この話が作られたのはひょんな事からだったらしい。ムーアの詩のできて、およそ100年後の1939年のことである。ひとりの貧しい青年がいた。名前はボブ.メイ。

ボブは出版社で働くまじめで優しい青年だった。青年には病身の妻とひとりの娘がいた。幼い娘のバーバラは、ある日ボブに向かって「PAPA、どうしてうちのmamaは、みんなのmamaと違うの?」と、聞いた。ボブは胸が痛んだ。妻は寝たきりである。ボブは、せめてこの子の気持ちだけでも幸せにしてあげようと、ベッドに横にながらこんな話をしたのである。さて〜この続きは又明日。紙芝居みたい。


TITLE:赤いお鼻のトナカイさんのお話。2002年12月17日 火曜日 13:53:29

ボブのお話です。やせっぽっちで、周りからからかわれ続けた幼年時代、あげくに貧しさのため進学さえ断念した少年時代、そんないつもみじめだった、これまでの自分の人生を照らし合わせながら。トナカイの栄誉は選ばれてサンタさんのそりをひくこと。今年もクリスマスがやってきました。良い子に配るプレゼントを袋にいっぱい詰めて、さぁ〜出発!

8頭のトナカイたちが、仲間の見送りを受けてサンタさんの元に集まりました。でも、いざそりを引こうとしたとき、急に困ったことが起こったんだ。深い霧が立ち込めてきたんだって。サンタさん、さぁ〜〜困った。これでは、霧でえんとつを見つけることができない。子供たちの家だって分からないかも しれない。そのとき、サンタさんは名案を思いついた。すぐに見送りの中にいたルドルフのそばにやってきたんだ。

ルドルはお鼻が真っ赤でピカピカ光ってて他の仲間達とは違った。それをみんなはいつも馬鹿にしていたのさ。サンタさんは、ルドルフに向かって、列の一番最初につくように命じたのさ。 。。暗い夜道はピカピカの、お前のお鼻が役にたつのさ。。。あと、もう少しです。また、明日♪


TITLE:トナカイさん始まり、始まり。2002年12月18日 水曜日 13:33:39

ルドルフは、夢を見ているのかと思いました。いつもからかわれてばかりいたこの真っ赤なお鼻が役に立つなんて。そしてサンタさんのため、プレゼントを待っている子供たちのために、いつもよりもっとお鼻をピカピカさせながら頑張った。だから、霧も吹雪も真っ暗な道も平っちゃらだった。♪いつも泣いてたトナカイさんは、今宵こそはと 喜びました。

それからというもの、ルドルフはみんなからとてもあいされるトナカイになりましたとさ。おしまい。」バーバラは、もう大喜び。何度も何度もこのお話を聞かせて欲しいとおねだりしました。さて、これからボブはどうしてんでしょうね? お楽しみに。

TITLE:ボブは、どうしたのでしょうね?2002年12月19日 木曜日 13:09:23

はい、お待たせいたしました。 ほいでは、まいりま〜〜す。クリスマスが近づいた。ボブはバーバラのためにこのお話を絵本にしてあげようと思いつく。妻の医療費もかさみ、お人形の一つも買ってあげられなかったからでもある。仕事から戻るとボブはバーバラを寝かしつけ遅くまで絵本作りに精を出した。

そんな最中にボブの妻、バーバラのママは静かに息を引き取っていった。動かなくなった母親を見てバーバラは、泣きながら大声で叫んだ。「ママ!」。。。。さて、悲しみの中で会社のクリスマス会が開かれた。さて、このクリスマス会のことは又明日のDiaryを見てくださいませ。

TITLE:ボブを囲むクリスマス会。。。2002年12月20日 金曜日 13:55:47

ボブは、少しの間でも妻のことを忘れることができたらと、あまり、気乗りしなかったが いつまでもふさぎ込んでいるわけもゆかず、同僚といっしょにクリスマス会に参加した。 会は、どんどん盛り上がっていき、出席者のめいめいが歌を歌ったり、手品やかくし芸を披露したりした。順番がボブにやってきた。ボブは、天国に旅立った妻を思いながら、それを寂しがる娘のために作ったこの話をぽつぽつと話し始めたのである。最初、会場はざわついていた。

それが、みるみるうちにシーンと静まり返っていく。みんなが、真剣に聞きだしたのだ。ハンカチで目頭を押さえながら耳を傾ける人までいる。話し終わると会場は、拍手でつつまれていた。翌年、この話はボブの勤める出版社から「赤い鼻のトナカイ」として発売され、全世界にルドルフの名前がとどろいたのである。さらに10年後、この歌が作られ、日本語訳もつけられることにより、「ジングルベル「「きよしこの夜」に並ぶクリスマスソングのスタンダードナンバーに、成長していったわけである。というわけで、赤い鼻のトナカイさんこれで、おしまいですが〜まだまだ、クリスマスまでには楽しいお話をと。。。ひそかに思っています。お楽しみに。